2019.05.07

お菓子にもおかずにも使える!万能食材かぼちゃの旬と調理法

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かぼちゃは、人気の食材の1つといえるでしょう。かぼちゃを使った料理にも、多くの種類があります。それでは、料理でかぼちゃを使用したいと考えたとき、どのような知識が必要でしょうか。ここでは、おいしいかぼちゃを見分ける方法や旬の時期に加え、正しい保存の方法と下処理の仕方を紹介していきます。

かぼちゃの旬の時期と選び方

かぼちゃは、一年中購入可能ですが、7~12月が旬の食材です。
旬の季節のうち最も多く出回るのが10月頃で、ハロウィンの飾りとともに街で見かける機会が多くなります。

かぼちゃの収穫は夏頃にピークを迎えますが、収穫して間もないかぼちゃは、実は甘みがありません。
かぼちゃの甘みは貯蔵することによって増すので、収穫後に貯蔵して甘みの増した秋から冬にかけての時期が旬になるのです。そのため、出荷した直後のかぼちゃは甘みが少ないので、熟成したかぼちゃを選ぶ必要があります。

かぼちゃの熟成具合は、へたを確認することで見分けることができます。へたがしっかりと乾燥していて、縦に線が入っているものや、へたの周囲が凹んでいるものは、熟成した良いかぼちゃだといえます。
緑色の濃いものや、はっきりした縞模様が見られるもの、そして、程良い固さで、持ったときにずっしりとした重量を感じるものを選びましょう。
また、カットしてあるかぼちゃであれば、しっかりと種やワタが詰まっているものや、中の種がふっくらとしているものを選ぶことが大切です。

かぼちゃの下処理法と保存法

かぼちゃを丸ごと保存する場合、涼しくて風通しの良い場所であれば1~2カ月くらい保存することができます。
カットしてあるものは、種とワタをしっかりと取り除いたうえでラップをして、冷蔵庫の野菜室に入れ、1週間ほどで使い切るようにすることが大切です。

また、カットしてあるものは冷凍保存しておく方法もあります。冷凍保存の場合は、カットしたものをゆでた後によく冷まして、粗く潰したのちに保存袋に入れて、冷凍庫に入れます。
もしも潰さずに冷凍する場合には、かぼちゃ同士を少し離してくっつかないようにして保存しましょう。

かぼちゃは、下処理をすることによって味の染み込みが早くなって、調理時間を短縮させることができます。
下処理は、簡単に行うことができます。まずは、スプーンを使用して種とワタを取り除き、かぼちゃの皮を削ぎ落とせば完了です。
皮を削ぎ落とすときは、かぼちゃの平らな断面を下にして置いて安定させ、包丁で削るようにすると良いでしょう。
ただし、かぼちゃは皮にも栄養分が含まれています。皮を落とす場合には、落としすぎないように所々落とす程度にとどめておくことが大切です。

冷凍かぼちゃを使用する際の注意点

冷凍したかぼちゃは、解凍した際に少しニオイが気になることがあります。
ニオイの原因として、まずは適切な下処理が施されなかったことから起きる劣化の可能性があります。種とワタを取り除かずに冷凍した場合は、傷みやすく、ニオイも生じてしまう原因にもなってしまうのです。
次に、冷蔵庫内のニオイが移ってしまっているケースが考えられます。かぼちゃを冷凍する際にしっかりと密閉できていないと、冷凍庫内のニオイが移りやすくなってしまいます。また、冷凍焼けの原因にもなってしまうので、冷凍の際にはしっかりと密閉することが大切です。

冷凍の方法に注意をしても、ニオイが気になってしまうこともあるでしょう。その際には、香りの強いシナモンなどのスパイスや、はちみつを加えることによって、ニオイを和らげることができます。
また、スパイスやはちみつを加える方法は、かぼちゃ特有の青臭さを緩和したい場合にも有効です。
それでもかぼちゃの青臭さが気になるという場合には、皮をすべて剥いてしまってから冷凍するという方法があります。

冷凍と常温それぞれの調理法

生で冷凍したかぼちゃであれば、解凍することなく、そのまま加熱調理に使うことがおすすめです。
角切りのものは小さめに切り、くし形切りのものは薄く切っておけば、火の通りも比較的早くなります。調理の前に事前解凍してしまうと、解凍中にかぼちゃが変色してしまいます。
また、水分が抜けてしまうことによって、食感もやわらかいものになってしまうのです。
そのため、そこからさらに加熱調理を行っても、味や食感は損なわれてしまいます。凍ったままで加熱調理を行えば、食感や色、味の変化を軽減させることができるのです。

冷凍保存したかぼちゃは、冷凍せずに食べた場合と比べると、どうしても美味しさや食感は劣ってしまいます。そこで、冷凍した場合でもかぼちゃの美味しさを保ちたいのであれば、マッシュしてから冷凍保存する方法がおすすめです。
一口大に切って、皮をむいてからゆでたかぼちゃを、マッシャーか木べらなどを使ってマッシュします。マッシュしたかぼちゃは、ラップに包んで冷凍用保存袋に入れて冷凍すれば、約2週間保存しておくことが可能です。
調理する際には、凍ったままで使用することができます。牛乳などに加えれば、かぼちゃのスープが簡単にでき上がります。

また、電子レンジの解凍機能を利用して解凍し、卵と混ぜてオムレツなどにするのも良いでしょう。
電子レンジで解凍する場合には、加熱時間は短めにして、水分の飛びすぎに気を付けて小刻みに解凍すると上手にできます。

かぼちゃの調理法を工夫してレシピのバリエーションを増やそう

かぼちゃは、カットしたりマッシュしたりして、調理法を変えることによってさまざまな料理に活用することができる食材です。
旬の時期においしく調理するだけでなく、一年中さまざまな料理に使用することのできる食材といえます。
また、冷凍保存することもできるので、提供できる料理の幅も広がります。
それに加えて、産地直送の新鮮な食材を手に入れることができれば、かぼちゃ料理にも生かしてワンランク上の仕上がりにすることができるでしょう。

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