2019.04.26

おいしいズッキーニの選び方とは?おすすめの調理法もチェック

  • FACEBOOK
  • Twitter
  • LINE
ズッキーニの画像1

もともと日本では、あまり馴染みのないズッキーニ。しかし、最近では食品売り場などで見かける機会も多く、日本でも徐々に浸透しつつあるのではないでしょうか。洋風のイメージが強いですが、ズッキーニを使った料理は数多く存在します。今回は、おいしいズッキーニの選び方や栄養素、おすすめの調理方法を紹介します。

ズッキーニはどんな野菜?

ズッキーニと聞くと、南仏の郷土料理、ラタトゥユを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

ヨーロッパでは一般的な野菜として流通していましたが、日本ではあまり馴染みのない野菜でした。しかし、最近では一般的な家庭の食事などでも使用されています。

ズッキーニは、きゅうりを大きくして、緑色を濃くしたような形状です。形がよく似ているのできゅうりの一種と思う人も多いですが、実はかぼちゃの一種です。

正式には、ハロウィンでよく見かけるペポかぼちゃに属します。ズッキーニの名称はイタリア語です。英語ではサマースクワッシュで、フランス語ではクールジェットと呼ばれています。

夏が旬の野菜で身体を冷やす効果があり、ビタミンCや食物繊維など、女性に嬉しい栄養がバランスよく含まれているのが特徴です。

スーパーでよく見かける緑色種と黄色種のほかに、花のついた花ズッキーニもあります。フランスやイタリアなどでは、花を食べることも一般的で花特有の風味と食感を楽しむことができるでしょう。

ズッキーニと他野菜の画像

おいしいズッキーニの選び方

他の野菜と同様に、おいしいズッキーニの選び方にはコツがあります。
基本的にズッキーニは、果実が未熟なうちに食べる野菜であることを覚えておきましょう。

選び方のポイントは、太さがきゅうりの2~3倍ほどで、長さは20cm前後までのズッキーニを選ぶことです。

それより大きいものは、育ちすぎており、大味で種も大きくなっている可能性があります。 たまに、太さが変形している場合がありますが、太さが均一のものがおすすめです。

ズッキーニを購入したら、冷蔵庫で保存して、早めに使いきりましょう。

ズッキーニとミニトマトの画像

ズッキーニの栄養素

ズッキーニは、β-カロテン、ビタミンKやビタミンC、カリウム、カルシウムなど、栄養が豊富です。

β-カロテンは油に溶けやすいため、油と一緒に調理することで体内への吸収量があがります。

ほかの夏野菜と組み合わせて食べれば、栄養のバランスを補ってくれるでしょう。
普段の生活で栄養が十分に取れているか心配な人は、いつもの食事に加えてみてはいかがでしょうか。

ズッキーニは、そのほとんどが水でできているため、低カロリーでダイエットにも適しています。 また、ダイエットだけでなく美肌やむくみにも効果があると言われており、
女性にとっては積極的に取り入れたい食材のひとつと言えるでしょう。

2種のズッキーニの画像

ズッキーニのおすすめ調理法

ズッキーニの食感はなすに似ており、ほのかな苦みが特徴です。油と相性がよいので、ソテーやフライにするとおいしく食べられます。また、茹でてサラダにしたり、焼いてマリネにしたりしてもよいでしょう。ズッキーニは、生のまま食べられます。しかし、生だと苦みが強く、皮もかたいため、加熱調理することが一般的です。

炒めるときの注意点としては、多めの油を高温で熱し、皮目から焼き付けることが大切です。調理中にズッキーニにさわると水分が出てしまうため、焼き目がついてから裏返すといいでしょう。揚げる際は、油の温度がポイントです。170度の高温で一気に揚げると水分が飛び、食感良く仕上げることができます。皮目から入れると火の通りが速く、油っぽくなりません。

煮込み料理にするときは、厚めの輪切りにして煮込むと食べ応えが増します。保温性の高い厚手の鍋を使用すると、甘みを引き出すことができるでしょう。トマトと煮込んで作るラタトゥユなど、冷やして食べてもおいしい料理が多いです。

日本では、あまり馴染みはありませんが、オーブン料理にも適しています。オーブン料理を代表するズッキーニボートは、ズッキーニを縦半分にカットして、中をくり抜き、その中に好きな具材を入れてじっくり焼き上げる料理です。ベーコンやチーズ、ツナなどを入れて、最後にチーズを加えて焼けば、大人から子供まで楽しめます。

また、料理をする上で気になるのは、皮を剥くかどうかです。実は、剥いても剥かなくても、どちらでもおいしく食べることができます。特に野菜は、皮と身の間に栄養があると言われています。栄養のバランスを考えれば、皮付きのまま調理をすることをおすすめします。また、どうしても気になる人は、スープ料理にして、皮が柔らかくなるまでじっくり煮込むのもいいでしょう。

ズッキーニは洋風のイメージがありますが、和食やアジア料理にも相性がいい野菜です。ズッキーニを輪切りにして、フライパンで焼きましょう。そのあと、お皿に並べてポン酢を和えるだけで、一気に日本の味に変わります。また、ひき肉や豚肉を使ってズッキーニと炒め、そこに豆板醤を加えるだけで、中華風の炒め物が完成します。洋風にこだわらず、いろいろなジャンルの料理と合わせてみてもいいでしょう。

また、日本では、おかずとして食べるイメージが強いですが、アメリカではズッキーニをパウンドケーキやクッキー、パンなどに入れるのが定番です。ママの味と言われるほど、子供の頃から馴染みがあり、ズッキーニの味も違和感なく美味しく食べられます。基本的な材料は、ズッキーニとくるみを必ず組み合わせるのが一般的です。しかし、アメリカでも各家庭によってそれぞれのレシピが存在するため、お店でしか食べられない独自のレシピを開発してもいいでしょう。

ズッキーニの調理法は、炒めたり、焼いたりするだけではありません。素材が持つ栄養を活かして、美容やダイエットに役立つレシピが数多くあります。ズッキーニ自体に味の主張はそこまで強くないので、調味料や組み合わせる素材によって大きく変化します。そのため、料理しやすい食材だと言えるでしょう。

産地直送のズッキーニで和洋中の料理を楽しもう

ズッキーニは、さまざまな方法で調理できるため、和洋中どの料理にも活用できます。

REACH STOCKは、日本全国のトップ農家とつながることができ、産地直送のこだわり食材が届きます。
飲食店であれば、登録料や利用料は無料です。旬の食材や、栄養満点で見た目もきれいな食材を料理に活かしてみてはいかがでしょうか。

ズッキーニと焼き鳥の画像

関連記事