2019.04.26

アボカドはビタミン豊富!栄養素や基本的な調理方法をご紹介します

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アボカド開いた画像

アボカドは、なめらかな口当たりと美しい緑色の果肉が特徴的な人気の食材です。サラダやサンドイッチに入れたり、ペーストやソースにしたりすることでお皿に彩りを与えてくれます。ここでは、アボカドの特徴や栄養素、おいしいアボカドの見分け方や保存方法について紹介します。

アボカドの特徴や栄養素は?

アボカドは、中央アメリカやメキシコが原産のクスノキ科の果物です。

アボカドの木は大きいのが特徴で、生長すると4〜5階建ての建物と同じくらいの高さになります。その実は、古くはペルーなどを中心地として栄えたインカ帝国の時代から食べられていたという記録が残っているほど、たいへん長い歴史のある果物です。

現在国内で流通しているアボカドは外国産のものが多く、メキシコやチリ、ニュージーランドなどから輸入されています。

「森のバター」とも呼ばれているアボカドには、おいしいだけでなく、栄養価が高くて健康的なイメージを持っている人も多いかもしれません。

実際にアボカドに含まれるエネルギーは100gあたり187kcalと高く、夏バテの予防などにも適しています。
果肉の20%近くを脂肪分が占めていますが、コレステロール値を下げたり血液をサラサラにしたりといった作用のある不飽和脂肪酸が主体です。

アボカドは、アンチエイジングに効果があるといわれるビタミンEをはじめとしてビタミンAやビタミンB2、ビタミンCなどの各種ビタミンを含んでいます。

ミネラル分も豊富で、体内で余ったナトリウムを排出するデトックス作用があるカリムを多く含むことから、高血圧や脳梗塞、心筋梗塞の予防効果も期待できます。
また、食物繊維も多いので、便秘に悩む人にも心強い味方になってくれるでしょう。

おいしいアボカドの選び方

おいしいアボカドを選ぶには、全体の形と皮、ヘタの部分をあわせてチェックするのがコツです。きれいなタマゴのような形をしていて、皮にツヤとハリがあるものを選びましょう。

皮の色が全体的に黒く、シワが寄っているものは熟しすぎています。また、ヘタのまわりがしっかりしていて、皮とヘタとの間に隙間があいていないものがよい品です。
アボカドは輸送中などにヘタがとれてしまうことがあり、そうするとヘタのあった部分から傷みがすすんでしまうためです。

ヘタがとれ、周囲が黒ずんでいるような場合は、内側の果肉まで変色している場合があります。

また、すぐに食べるなら皮が全体的に黒みがかったものを、数日後に食べる予定なら皮が緑色のものを選ぶとよいでしょう。ただし、これは日本への輸入品のほとんどを占める「ハス種」という品種の場合です。

ハス種の皮は、未熟なときは緑色をしていますが、熟すと黒くなっていくという特徴があるのです。

「ベーコン種」という品種の場合は例外で、皮の色は濃い緑色をしており、熟してもあまり色が変化しません。
ベーコン種の場合は、熟しているかどうかは柔らかさで判断する必要があります。

アボカドを使ったサラダ

アボカドの正しい保存法

アボカドは未熟な状態で収穫され、追熟させることで美味しさが増す果物です。
加熱調理の場合はまだ熟していない状態で使うこともありますが、生でおいしく食べるにはちょうどよく熟したタイミングを見極める必要があります。

皮の色が緑色のものは未熟なので、保存して追熟させましょう。
その際の温度は20度前後がベストなので、常温保存が基本です。
冷蔵庫に入れて温度が5度以下になってしまうと熟す前に傷んでしまいます。
また、27度以上になっても傷んでしまうので、温度管理ができる場所で保存することが重要です。

早く食べたい場合は、エチレンガスを発生するリンゴやバナナと一緒に袋に入れておくと成熟が進みやすくなります。皮の色が黒みがかってきて、握ったときに適度な弾力が感じられるようになったら食べごろです。

熟してもすぐに食べない場合は、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。この状態で2〜3日はもちますが、熟しすぎると果肉が黒くなって崩れてきてしまうので、なるべく早めに食べたほうがよいでしょう。

アボカド丸ごと1個の画像

アボカドの基本的な下処理方法

アボカドは、正しい順番でナイフを入れていけば、柔らかい果肉を潰してしまったり手がぬるぬるになったりすることなく下処理をすることができます。

まず、皮を剥く前に、ヘタの部分からお尻のほうに向けて縦方向にナイフを入れましょう。
真ん中に大きな種が入っているので、ナイフが種にあたったら、そのまま種に沿ってぐるりと1周切り込みを入れます。
あとは両側の皮の部分を手で持ってひねるようにすれば、きれいな状態で半分に割れます。

アボカドを半分に割ったあとは、どちらか片方に種がついた状態です。
種がついたほうを手にとって、ナイフのかかとの部分をコツンとあてるようにして種に刺し、そのままひねれば簡単に種をはずすことができます。

よく熟していれば、皮は指だけでつるりとむくことができます。
果肉が柔らかいので、皮の内側に沿ってスプーンをいれていく方法でもよいです。

もし一度に食べきれない場合は、半分に割った状態で種がついているほうを残しておくのがよいでしょう。

空気が入らないようにラップをぴったりとかけて、冷蔵庫に保存します。このとき、切り口にレモン汁をかけておけば、酸化によって色が悪くなってしまうのをある程度防げます。

アボカドを切った画像

産地直送のアボカドをおいしく調理しよう

アボカドの国内消費量は年々増加しており、スーパーや八百屋でも手に入れることができる身近な食材となりました。

普段目にすることの多いアボカドは、ほとんどが輸入された「ハス種」という品種です。これに対し、国内で生産されているアボガドは「ベーコン種」という品種です。

ベーコン種は、一般的にハス種よりもクリーミーでまろやかな口当たりをしていて、味も濃厚だといわれています。また、ハス種よりも果実が大きくて細長いのが特徴です。
和歌山県や愛知県を中心に生産されていますが、生産量は少なく皮が薄く長時間の輸送には適さないこともあり流通量が限られています。

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アボカドを切るときの画像

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